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  • 執筆者の写真smileshanti3

「昔話の龍神社」に初詣🐲

更新日:1月11日


我が家は、毎年、福岡の太宰府天満宮に初詣に行っています。

でも、今年は、昨年の暮れに、82歳になる私の母が突然、

「70年以上前の話なんだけど、お父さん(私にとってはおじいちゃん)が話していた神社が本当にあるんだったら行ってみたいんだけどなぁ‥」と言い出しました。ネットで調べてみると、ここではないかと思われる神社があったので、今年は、そこに初詣に行ってきました。


おじいちゃんの話というのは‥


昔、母の妹が子どもの頃、足の骨を折ってしまい、真っ直ぐ立てない状態になってしまいました。心配したおじいちゃんは、近所のお坊さんに相談したところ「川を登ったところにある龍神様に、夜中、お参りに行きなさい」「詳しい場所は行けばわかる」と言われたそうです。


おじいちゃんは不安に思いつつも、言われた通りに、お米とお塩とお酒を持って、夜中に川沿いを自転車で登っていったそうです。明かりが一つもない暗闇の道で、どちらに進めばいいか迷う場所になると、なぜか「コーン、コーン」と狐の鳴き声が聞こえたそうです。その声のする方向に進み、何度か繰り返していくと、そこには、小さな祠があったそうです。それは、そばに大きな大木がある小さな龍神様の祠だったそうです。


そこにお米とお塩とお酒を置いて、お参りして帰ったそうです。

そのお陰で、母の妹の足はすっかり治って歩けるようになったそうです。


そんな不思議な体験をしたおじいちゃんは、私の母に何度かその話をしたそうですが、母はなぜか昨年の暮れ気になり、確かめたい気持ちになったようなので、みんなで探してみよう!と出かけてみました。


実際に行ってみると、話に聞いていた通り、そばに大きな大木がある小さな祠の神社がありました!!



私も当時のおじいちゃんと同じように、お米とお塩とお酒をお供えして、お参りしました。




実は、この昔話には強烈な後日談があるのです!


母の妹の足がすっかり治ったので、おじいちゃんはお坊さんにお礼参りに行ったそうです。すると、お坊さんはおじいちゃんに、

「あなたには特殊な霊能力があるので、修行をして、それを人のために役立てなさい」

と言われ、福岡の耳納連山の麓にある修行場で修行をするよう勧めたそうなのです。


半信半疑なまま、おじいちゃんは滝行などの厳しい修行を行ったそうですが、霊能力に特段興味もなく、洋裁店を営んでいたこともあり、修行は断念したそうです。


そんなおじいちゃんに、お坊さんが「せっかくそんな能力があるのに、それを人のために使わないならば、残念だけどあなたは早死にしますよ」と辛辣な言葉を伝えたそうです。それから間もなく、本当に、おじいちゃんは「53歳」の若さで亡くなってしまいました。


娘の足を治してあげたいという愛で暗闇の道を前進し続けたどり着いた神社にお参りするようなおじいちゃんだからこそ、龍神様に導かれ、母や私を通して強烈に生き続けている気がしました。


現に、この話を5年前に母から聞いた私は、「53歳」という年が、なにか節目ような、特別な年だと感じました。その日から「自分の能力を人のために使う」ことを意識して、自分にできることは何かを考えるようになりました。気がつくと私も今「53歳」。

その年に「笑顔呼吸法で乗船客の皆様の心身のメンテナンスをサポートしたい」との思いから、昨年4月からの世界クルーズに参加してきました。


そんな節目の年に、おじいちゃんを導いてくれた龍神様に初詣できた不思議を感じました。しかも、辰年に!


2024年は、年明け早々にさまざまなことが起き、身近でもいつ何が起きるかわからない、世界では戦争が続いている。まるで暗闇に見える時代。これらのことは、生きているのは当たり前ではないことを感じさせます。


愛を原動力に暗闇の道を前に進んだおじいちゃんを思い出し、暗闇のような時代でも、生きていることへの感謝を灯火にして、私も前に進んでいきたいと思います!!


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#昔話し


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